
スピンコントロールとは、政治家や政府が自らに有利な情報を意図的に拡散し、メディアや世論の形成を操作する広報戦略のことだ。その実行者をスピンドクターと呼ぶ。
ニュースアンカーの上杉隆は、NoBorderNewsの配信で、自民党と電通を軸にした日本のスピンコントロールの歴史を解説した。上杉アンカーによれば、日本のスピンコントロールは1990年代から始まり、近年までは自民党は電通、ベクトル、ADKなどの広告代理店を通じてマスメディアをコントロールしてきたという。
2012年12月の第2次安倍政権誕生は、自民党本部内のスピンチームや広告代理店経由でスピンが実施され、批判的なジャーナリストを潰すよう仕掛けられた例もあると語り、上杉自身が標的になっていた経験を挙げつつ、具体的な例をもとに語った。また、野党も博報堂を中心に、労働組合や宗教団体など組織的なスピンを行ってきたとも指摘した。
また、今回の松井健氏のスピン事案が従来と決定的に異なる点として、上杉隆は「金銭授与なし」を挙げている。従来の広告代理店型スピンはお金を払って実施するモデルだったが、松井氏が自ら主導したスピンは無償で行われたという。また松井氏はAIを活用して1日100本規模のショート動画を制作・拡散する手法を用いており、技術面でも従来とは質が異なると上杉アンカーは評している。
また、上杉アンカーは「日本社会はスピンコントロールに正面から向き合えてこなかった。やっていないふりをしながらスピンに加担し、お金を受け取ってやってきた。世界では当たり前の手法であり、安全保障上も日本にはスピン戦略を担える人材が必要だ」と述べた。
(NoBorder News配信(2026年5月18日)、NoBorderNews編集部 /AI記者Ⓡ )




















