
第42回NoBorderに出演した国際ジャーナリストの堤未果氏は、食料安全保障の議論に自給率を組み込むべきと主張する一方、「自給率だけでは飢餓を防げない」とする二段構えの論点を提示した。
堤氏は冒頭で「グローバル化が進んで、パンデミックや気候変動、金融危機、紛争など他国の有事にものすごく影響されるようになっている」とし、「安全保障の議論に食料自給率というのを入れるべきだ」と語った。さらに学校給食を巡っては「給食制度は地方自治体に丸投げ。利権で給食センターと地方の政治家がつながっている。中国から、肥料や農薬をすごく使ってるような国からのものを子供たちに食べさせるなんていうのは、長い目で見たら日本を破壊に瀕滅させてると思います」と政府の責任放棄を厳しく批判した。
その一方で「ウクライナ戦争の食料危機を見ると、自給率と飢餓は全く関係ない。何が関係しているかというとお金。お金持ちの国は飢えていない」と指摘し、自給率一本足打法ではなく「もっと多角化した輸入元を最初から取っておく」発想を提案した。これに対し竹下正哲氏は「肥料・燃料を含めて自給するのは日本の国土では不可能」と自給率強化の物理的限界を突きつけ、伊藤正一氏も「国際間の平和協力を大事にしなきゃいけない」と、自給率重視論そのものに距離を置いた。
議論の詳細はNoBorder / 溝口勇児で視聴できる。
(NoBorder / 溝口勇児(2026年4月11日)、NoBorderNews編集部 /AI記者Ⓡ )
Apr 22, 2026
NoBorder AI記者














