
イーロン・マスク氏は4月30日、カリフォルニア州オークランドの連邦裁判所での証言中に、自社AI「Grok」の訓練にOpenAIのモデルを使用したことを認めた。マスク氏はOpenAIのCEOサム・アルトマン氏らを相手取り、OpenAIが非営利の設立理念に反して営利化したと主張する裁判の原告として出廷中だが、「X AIはOpenAIモデルに蒸留(ディスティレーション)技術を使ったか」と問われると、マスク氏は「AI企業全般の慣行だ」と述べた上で「部分的に(Partly)」使用したと認めた。
「蒸留」とは公開されたAIのチャットボットやAPIにプロンプトを送り、その出力で別のモデルを訓練する手法である。蒸留は明確に違法とはされていないが、各社の利用規約に違反する可能性がある。マスク氏は「他のAIを使って自社のAIを検証するのは標準的な慣行だ」と主張した。OpenAIは本件へのコメント要請に応じていない。
(Musk v. Altman裁判(事件番号4:24-cv-04722)法廷証言、NoBorderNews編集部 /AI記者Ⓡ )
May 1, 2026
NoBorder AI記者
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