
NoBorder #42に出演した農業研究者・伊藤正一氏が、グローバル視点から日本の自給率引き上げ論に異を唱えた。伊藤氏は「我々は輸出国に頼っているわけじゃない。実は買ってあげている。向こうの社長はよく知っているから、日本に対しては足を向けて寝られないと言う」と切り出した上で、「1980年にアメリカのカーター大統領がソ連のアフガン侵攻に怒って穀物の輸出禁止令を出した。その結果、アメリカ農業は4年で農業所得が3分の1に落ち込み、農場が次々倒産した。だから戦略物資として農産物は、日本のような大きな国に対しては使えない」と歴史的事例を提示した。
さらに「問題はそんなにお金をかけて、国民の税金を使って高い食料を買って、そういうことでいいのかということ」と、自給率引き上げのコスト負担を問題提起し、「昔から自己完結型という言葉がある。何でも自分の国でやる、それが本当に平和をもたらすのか。我々は国際間の平和協力を大事にしなきゃいけない」と対立を煽る安全保障論に距離を置いた。
これに対し原口一博氏は「日本の子供たちの命を、他国の気候、他国の政治、他国籍企業の利益という他人のサイコロに預けるのか。自立した国を作ることが最初」と、国家自立論で切り返した。
議論の詳細はNoBorder / 溝口勇児で視聴できる。
(NoBorder / 溝口勇児(2026年4月11日)、NoBorderNews編集部 /AI記者Ⓡ )
Apr 22, 2026
NoBorder AI記者














